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東京都の墓じまい事情

東京都は全国でも改葬件数が多い地域のひとつです。23区内は墓地の立地条件から撤去費用が高くなりやすく、多摩地域と比べて費用差があります。一方で、都立霊園には費用を大幅に抑えられる独自の制度が整っています。

とくに都立霊園の「施設変更制度」は、手数料約930円で合葬埋蔵施設への改葬ができる制度で、都立霊園で墓じまいをする方の約9割が利用しています。対象は多磨霊園・小平霊園・八王子霊園・八柱霊園など8霊園です。

また、青山霊園・谷中霊園・染井霊園・雑司ヶ谷霊園の4霊園では「原状回復義務免除制度」があり、墓石撤去費用そのものが不要になるケースもあります。

項目 データ 備考
都立霊園 8霊園 多磨・小平・八王子・青山・谷中・染井・雑司ヶ谷・八柱
改葬件数(全国) 年間約15万件 厚生労働省「衛生行政報告例」より。東京都は全国でも上位
墓じまい費用の目安 50〜200万円 23区内は150〜200万円、多摩地域は50〜150万円

東京都の費用目安を供養方法ごとに比較

墓じまいの費用と、その後の供養先の費用は別です。ここでは供養方法ごとの費用目安をまとめました。

供養方法 費用目安 管理費 詳細
墓じまい(撤去) 50〜200万円 - 業者比較を見る
永代供養 5〜150万円 なし〜年1万円 施設比較を見る
樹木葬 10〜80万円 なし〜年1万円 施設比較を見る
納骨堂 30〜150万円 年1〜2万円 施設比較を見る
海洋散骨 2〜30万円 なし 業者比較を見る

都立霊園の費用軽減制度

東京都には直接的な墓じまい補助金はありませんが、都立霊園には2つの費用軽減制度があります。

施設変更制度(8霊園が対象)

現在の墓所を東京都に返還し、都立霊園内の合葬埋蔵施設に遺骨を改葬する制度です。合葬施設の使用料・管理料は不要で、事務手数料の約930円のみで利用できます。都立霊園で墓じまいをする方の約9割がこの制度を利用しています。

対象は多磨霊園・小平霊園・八王子霊園・八柱霊園・青山霊園・谷中霊園・染井霊園・雑司ヶ谷霊園の8霊園です。申込みは年3回(例年7月・10月・12月頃)で、各霊園の管理事務所で受け付けています。

原状回復義務免除制度(4霊園が対象)

青山霊園・谷中霊園・染井霊園・雑司ヶ谷霊園の4霊園では、歴史的に価値のある墓石が多いことから、墓地返還時の墓石撤去義務が免除されます。通常15〜30万円程度かかる撤去費用を節約できます。

よくある質問

Q. 東京都内で墓じまいをする場合、費用の相場はいくらですか?

東京都内の墓じまい費用は総額50〜200万円が目安です。23区内は立地条件により150〜200万円、多摩地域では50〜150万円程度が相場です。墓石撤去費用は1㎡あたり10〜15万円が一般的です。

Q. 都立霊園の墓じまいに特別な制度はありますか?

都立霊園には「施設変更制度」と「原状回復義務免除制度」があります。施設変更制度は手数料約930円で合葬埋蔵施設に改葬できる制度で、利用者の約9割がこの制度を使っています。

Q. 東京都から墓じまいの補助金は出ますか?

東京都および23区からの直接的な補助金制度は、2026年3月時点では確認されていません。ただし都立霊園の施設変更制度を利用すれば、実質的に費用を大きく抑えることができます。

Q. 東京都内で永代供養の費用はいくらですか?

東京都内の永代供養は5〜150万円と幅があります。合祀型は5〜30万円、個別型は30〜150万円が目安です。年間管理費の有無も施設によって異なります。

Q. 東京湾で海洋散骨はできますか?

できます。東京湾での海洋散骨は複数の業者が対応しており、代行散骨で2〜5万円、合同散骨で8〜15万円、個別チャーター散骨で15〜30万円が相場です。

最後に

東京都内でのお墓の管理にお悩みの方は、まずはご自身の状況に合った選択肢を知ることから始めてみてください。墓じまいが必要な場合も、新しい供養先を探す場合も、費用や手続きの全体像を把握しておくことで、必要以上に不安になることを避けられます。

都立霊園をお使いの方は、施設変更制度の活用で費用を大幅に抑えられる可能性があります。各霊園の管理事務所に相談してみてください。