京都の納骨堂は公式サイトに金額を出さない寺院が多い

京都府の納骨堂を調べていて分かったのは、費用を公式サイトに掲載している寺院が少ないことです。今回まとめた4施設のうち、金額が明示されていたのは粟嶋堂 宗徳寺の納骨堂護持費(33年間一括15万円)と、北白川 圓光寺の永代供養墓(個別納骨12万円)だけでした。

ポータルサイトには金額が載っていることがありますが、更新されていない場合や条件が省かれている場合があります。この記事では公式サイトで確認できた情報だけを載せ、記載のないものは「要問い合わせ」としています。

実際に検討する段階では、見学か資料請求で正確な金額を確かめてください。納骨堂は永代供養料のほかに護持費・管理費がかかる施設があり、総額で見ないと比べられません。

納骨堂を選ぶ利点

納骨堂は屋内に遺骨を安置する施設です。墓石を建てないため費用を抑えやすく、掃除や草むしりといった手入れも要りません。雨の日でもお参りできる点も、お墓との違いです。

京都の場合、市街地の寺院にある納骨堂なら電車だけで通えます。年齢を重ねてから車の運転が難しくなっても、お参りを続けられるという点は判断材料になります。

納骨堂の種類や仕組みは納骨堂とはで整理しています。

京都府の納骨堂4施設 比較一覧

京都府内で納骨堂を備える施設を一覧にしました。費用は各施設の公式サイトに掲載されている金額です。

施設名 費用目安 タイプ 宗派
東山浄苑 東本願寺 要問い合わせ 納骨壇(納骨堂) 大谷本願寺派(宗旨宗派を問わない)
北白川 圓光寺 永代供養墓(個別納骨)12万円志納 永代供養墓・納骨壇・樹木葬 浄土真宗(過去の宗旨は一切問わない。埋葬後は浄土真宗の儀式作法による)
粟嶋堂 宗徳寺 納骨堂護持費 33年間一括15万円(永代供養料は要問い合わせ) 納骨堂 西山浄土宗
大光山 了光院 要問い合わせ 永代供養・墓地 過去の宗教・宗派は問わない

東山浄苑 東本願寺 納骨壇(納骨堂)

東山浄苑 東本願寺

参照元 https://honganjifoundation.org/jouen/

昭和48年に開かれた大規模な納骨施設です。東山三十六峰の六條山にあり、敷地は約7万3,000平方メートル、納骨壇はおよそ3万基にのぼります。納骨壇は上段が御仏壇、下段が納骨室という造りで、二段型・標準・中型・大型の4種類があります。

規模と歴史のある施設を選びたい方向けです。仏教各派のほか神道やキリスト教、無宗教の方も受け入れています。費用は公式サイトに掲載がないため、見学か問い合わせから入ることになります。

費用
二段型壇 要問い合わせ / 標準壇 要問い合わせ / 中型壇 要問い合わせ / 大型壇 要問い合わせ
供養形態
上段に御仏壇、下段に納骨室を備えた納骨壇
管理費
要問い合わせ
住所
〒607-8461 京都市山科区上花山旭山町8-1
アクセス
JR「京都駅」ほかから車。無料送迎バスあり
電話番号
075-541-8391
宗派
大谷本願寺派(宗旨宗派を問わない)
URL
https://honganjifoundation.org/jouen/

北白川 圓光寺 永代供養墓・納骨壇・樹木葬

北白川 圓光寺

参照元 https://yama2enkouji.com/ohaka

左京区北白川の住宅地にある浄土真宗の寺院です。永代供養墓は個別納骨で12万円という志納額が公式サイトに示されており、京都市内でも費用を抑えやすい部類に入ります。ペット墓「ともに廟」も備えています。

費用を最優先に考えたい方の候補です。過去の宗旨は問われませんが、埋葬後は浄土真宗の作法で法事が営まれる点は理解しておいてください。

費用
永代供養墓(個別納骨) 12万円(志納) / 納骨壇(永代供養付) 要問い合わせ / ペット墓「ともに廟」 15,000円〜25,000円(1体あたり。供養札・法要込みで25,000円)
供養形態
個別納骨の永代供養墓と納骨壇
管理費
要問い合わせ
住所
京都市左京区北白川
アクセス
叡山電鉄本線「茶山駅」から徒歩圏
電話番号
075-701-7447
宗派
浄土真宗(過去の宗旨は一切問わない。埋葬後は浄土真宗の儀式作法による)
URL
https://yama2enkouji.com/ohaka

粟嶋堂 宗徳寺 納骨堂

粟嶋堂 宗徳寺

参照元 https://awashimado.jp/noukotsu/

室町時代の応永年間に開かれた西山浄土宗の寺院で、女性の守り神「あわしまさん」として親しまれています。京都駅から徒歩約10分という立地にあり、納骨堂は最後に入られた方から33年間を個別で供養し、その後は納骨堂内で合祀に移ります。

京都駅から歩いて通える納骨先を探している方向けです。遠方から新幹線でお参りに来る場合にも動きやすい立地といえます。

費用
納骨壇「安養」(1〜2人用) 要問い合わせ(永代供養料) / 納骨堂護持費 33年間一括15万円
供養形態
最後に納骨壇に入ってから33年間は個別。その後は納骨堂内に合祀して供養を継続
管理費
納骨堂護持費 33年間一括15万円
住所
〒600-8257 京都市下京区三軒替地町124
アクセス
JR「京都駅」から徒歩約10分
電話番号
075-371-2332
宗派
西山浄土宗
URL
https://awashimado.jp/noukotsu/

大光山 了光院 永代供養・墓地

大光山 了光院

参照元 https://ryokoin.jp/eitaikuyo/

室町時代から続く下京区の寺院です。永代供養廟は檀家以外でも利用でき、個別での納骨も受け付けています。阪急大宮駅から徒歩8分のほか、JR丹波口駅、地下鉄五条駅からも歩ける距離にあり、複数の路線から通えます。

複数路線が使える立地を重んじる方の候補になります。費用は公式サイトに掲載がないため、まず問い合わせて条件を確かめてください。

費用
永代供養廟 要問い合わせ(個別納骨にも対応) / 墓地 要問い合わせ
供養形態
永代供養廟。個別納骨にも対応
管理費
要問い合わせ
住所
〒600-8357 京都府京都市下京区猪熊通五条上る柿本町680
アクセス
阪急京都本線「大宮駅」徒歩8分 / JR嵯峨野線「丹波口駅」徒歩11分 / 地下鉄烏丸線「五条駅」徒歩12分
電話番号
075-801-1825(9:00〜18:00)
宗派
過去の宗教・宗派は問わない
URL
https://ryokoin.jp/eitaikuyo/

京都で納骨堂を選ぶときに確認したいこと

護持費・管理費が別にかかるか

納骨堂は、永代供養料とは別に護持費や管理費がかかる施設があります。粟嶋堂 宗徳寺は納骨堂護持費として33年間一括15万円と明示しており、年払いなら年6,000円という換算です。

初期費用だけを見て決めると、あとから継続的な出費に気づくことになります。問い合わせのときは「初期費用のほかに毎年かかるものはありますか」と聞いてください。

個別安置の期間と、その後の扱い

納骨堂も期限を設けているところがほとんどです。粟嶋堂 宗徳寺は、最後に納骨壇に入られた方から33年間を個別とし、その後は納骨堂内で合祀に移して供養を続けます。

「最後に入られた方から」という数え方は重要です。夫婦で入る場合、先に亡くなった方を基準にするのではなく、後から入る方の納骨日から33年を数えます。

通いやすさで絞り込む

京都駅から歩ける粟嶋堂 宗徳寺(徒歩約10分)、複数路線が使える了光院(阪急大宮駅から徒歩8分ほか)は、電車だけで通えます。遠方に住む家族がお参りに来る場合、この差が効いてきます。

一方、東山浄苑 東本願寺は山科区の山手にあり、車での来訪が中心になります。北白川 圓光寺も叡山電鉄の茶山駅から歩く距離にあり、車のほうが行きやすい立地です。

参拝できる時間帯

納骨堂は建物の中にあるため、開いている時間が決まっています。寺院の場合は寺務所の受付時間に合わせることが多く、夕方には閉まります。

仕事帰りに寄りたいと考えているなら、何時まで参拝できるかを先に確認してください。お墓と違って、門が開いていればいつでもというわけにはいきません。

墓じまいから納骨堂に移す流れ

今あるお墓を整理して納骨堂に移す場合、先に受け入れ先を決めます。改葬許可の申請に受入証明書が要るためです。

京都市内のお墓なら、改葬許可の申請先は医療衛生センター(中京区御池通間之町)または各区役所・支所の医療衛生コーナーで、手数料はかかりません。

遺骨が複数ある場合は、納骨壇に何柱まで納められるかを確認してください。1〜2人用、3〜5人用、大家族用と区分けしている施設があり、体数によって選ぶプランが変わります。

撤去を頼む業者は京都府の墓じまい業者で比較できます。手続きの流れは改葬の手続きにまとめています。

京都府の供養先を種類ごとに見る

よくある質問

Q. 京都府の納骨堂はいくらかかりますか?

公式サイトに金額を出している施設が少ないのが実情です。粟嶋堂 宗徳寺は納骨堂護持費として33年間一括15万円と明示していますが、他は問い合わせが必要です。

Q. 京都駅から歩ける納骨堂はありますか?

あります。粟嶋堂 宗徳寺はJR京都駅から徒歩約10分です。了光院も阪急大宮駅から徒歩8分、地下鉄五条駅から徒歩12分と、複数路線から歩けます。

Q. 納骨堂は個別に安置されますか?

一定期間は個別で、その後に合祀へ移る形式が一般的です。粟嶋堂 宗徳寺は最後に納骨壇に入られた方から33年間を個別とし、その後は納骨堂内で合祀します。

Q. 宗派が違っても納骨できますか?

今回まとめた施設は宗旨宗派を問わないところがほとんどです。ただし納骨後の法要はその寺院の宗派の作法で営まれます。

Q. 納骨堂とお墓では何が違いますか?

納骨堂は屋内に遺骨を安置する施設で、天候に左右されずお参りできます。墓石を建てないぶん費用を抑えやすく、掃除や草むしりも要りません。

Q. 東山浄苑 東本願寺はどんな施設ですか?

昭和48年に開かれた大規模な納骨施設で、納骨壇はおよそ3万基あります。上段が御仏壇、下段が納骨室という造りで、二段型・標準・中型・大型の4種類から選べます。

最後に

京都府の納骨堂は、公式サイトに金額を出している施設が限られます。粟嶋堂 宗徳寺の護持費33年間15万円のように明示している例もありますが、多くは問い合わせが前提です。

比べるときは、護持費が別にかかるか、個別安置は何年か、参拝できる時間は何時までかの3点を聞いてください。この3つで総額と使い勝手がほぼ決まります。

京都駅から歩ける施設もあるので、遠方の家族がお参りに来ることを考えているなら、その視点でも見てみてください。